新型コロナウイルスの表面には、アルファ(B.1.1.7)、ベータ(B.1.351)、デルタ(B.1.617.2)、ガンマ(P.1)、オミクロン(B.1.1.529、BA.2、BA.4、BA.5)などのスパイク糖タンパク質が存在し、簡単に変異します。

ウイルスのヌクレオカプシドは、ヌクレオカプシドタンパク質(略してNタンパク質)とRNAで構成されています。Nタンパク質は比較的安定しており、ウイルスの構造タンパク質の中で最も多くを占め、検出感度も高いです。

Nタンパク質の特徴に基づき、新型コロナウイルスに対するNタンパク質のモノクローナル抗体が、Nタンパク質の検出を通じて体外での鼻腔スワブ検体中のSARS-CoV-2抗原の定性的な検出を目的とした「SARS-CoV-2抗原迅速検査(コロイド金)」という自己検査抗原検査キットの開発と設計に選択されました。

つまり、現在のスパイク糖タンパク質変異株であるアルファ(B.1.1.7)、ベータ(B.1.351)、デルタ(B.1.617.2)、ガンマ(P.1)、オミクロン(B.1.1.529、BA.2、BA.4、BA.5)については、当社が製造するSARS-CoV-2抗原迅速検査(コロイド金)の性能には影響ありません。


投稿日時: 2022年7月21日